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「夏の熾火(おきび)」印刷屋さんへ

夏の熾火試作
ご無沙汰しております。
ここ10日間、「夏の熾火(なつのおきび)」のデザイン・レイアウト、本文の校正など、作家活動とは全く違った事を必死でやっておりました。誤字脱字のチェックが如何に難しいかということを身に染みて知っている私としては、頭をクリアーにしないといけません。
朝のウォーキングと週2回の弓の稽古と、弓道教室の指導そして居合の稽古と食事と睡眠と入浴時間を除き、残りの時間の全てをこれに費やしました。
自分の作品を他人の目で、客観的にレイアウトデザイン、校正するというのはなかなか至難の業です。この作品でようやく慣れました。昨日、すべての原稿を、印刷製本会社に説明し、手渡ししいたしました。

 ……「あとがき」の最初の部分を抜粋してみました。
「夏の熾火」は私の長編時代小説四季四部作の第三作目です。
構想を練って15年、最初に発表した「冬の櫻」より早く書き始めた作品です。
主人公の三人、吉見台右衛門(順正)、葛西薗右衛門、和佐大八郎は何れも、名人の名を恣(ほしいまま)にした弓術家達です。
弓術(弓道)の霊妙な世界を一人でも多くの方々に知って頂ければ嬉しいです。
弓道になじみのない方には独特の用語も含まれ、わかりにくい箇所があるかもしれませんが、読み進めれば自然に頭に入ってくるはずです。
実は、前述の三人は、弓道に携わった方々は、必ず耳にするビッグネームなのですが、彼等の生涯の軌跡はほとんど知られておりません。十五年掛かった主な理由です。
三人の主人公に血を通わせ、言葉を紡ぎ、物語を創りあげるのは作家の醍醐味ですが、過去二作の四季四部作もそうでしたが、今回もそれ以上に資料集めには難儀しました。
 弓術の各流派の伝書や紀州藩の通史「南紀徳川史」だけでは資料としては到底不足です。色々なところに問い合わせ、取材を重ねても、核になる資料は集まりませんでした。従ってエピソードの殆どは、私の創作です。
 さて、物語は、オムニバス形式で各章が繫がり展開しますが、彼等を取り巻く「女性達の息遣い」が、読者に伝わるように努めました。書き終えてみると三人の弓術家達よりも、彼等を支えた彼女たちが真の主役ではないかと思うぐらいです。
 またこの時代(江戸初期から中期)の様々な「愛の形」もテーマの一つになっています。初代紀州藩主頼宣とその寵臣牧野兵庫、そして薗右衛門と三人の弟子達の事なども書き込んであります。(以下略)

この小説はサラッと入り込む従来の「小説」とはとは少し違っています。
でも、100ページ「我慢して」読み進めると、その先に壮大な人間ドラマが広がってくるはずです。骨太だけと、生きた呼吸が実体験できるようなそんな面白く緊迫した物語が展開します。

以下は、「夏の熾火」栞に書き込んだ文章です。
日本人が忘れかけた「英知」「叙情」「無償の愛」、そして、これからの日本人に最も求められる真摯に生きるための「哲理」がここにある。
人は弱く、様々な顔を時に使い分ける。
多重化し、熾烈化する社会環境のなかで、人は未来をどう見据えたらいいのか迷っている。
今こそ新しい骨太の長編大河小説が求められる。
本書を読み終えた後、汚辱に満ちたこの世界に、爽やかな一陣の風が吹き、あなたの思考と意志は確かに変わっているに違いない。
期待と少しの不安をもって本書を送り出します。著者 春吉省吾

11月1日の発売を予定していますが、9月上旬には仕上がってきます。
2ヶ月掛けてPR活動を行います。皆様のご支援を宜しくお願い致します。
四六判上製 上巻400頁 本体 2,100円(税別) ISBN 978-4-905373-05-6
下巻412頁 本体 2,100円(税別)ISBN 978-4-905373-06-3
表紙・冊子試作品です。
 
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