「永別了香港」の中国人達

5月14日、友人が出展している書道展を拝見するために銀座1丁目に出かけた。
書道展の会場を出て、昼下がりの銀座を歩いてみることにした。夜の銀座は知っていても、昼に中央通りを散歩するのは、10年ぶり。せっかくだから1丁目から8丁目の新橋まで銀ブラ。ルイ・ヴィトン やグッチの、シャネルなどが並ぶ「ブランド通り」だ。DSC01354.jpg
かつては銀座の山形屋や英國屋の高級紳士服の店などに立ち寄るのも「覚悟」が要ったものだが……。
しかし、驚いたことに、かつて見たことがないような光景が広がっていた。
大型観光バスが、何十台と道の両脇に繋がり、中国人やマレーシア、韓国などの観光客が道脇に座って大声で叫ぶ。なかでも中国人のマナーは酷すぎる。京都などでも度々見かけるが、京都のいわゆる観光地には殆ど出向くことは無いので、銀座で驚いた。
中国人が大勢たむろして、道をふさぐ。DSC01355.jpg
ある新聞記事によると「中国人観光客が団体で押し掛けて、ろくに食事も注文せずに居座る。死活問題に直面している飲食店は1軒や2軒じゃない」ということのようだ。
5月の5日に中国人6400人がフランスへ「爆」社員旅行し、40億円を現地、パリやニースなどで落としたという報道があった。
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20数年前、日本人も「農協団体」に代表される買春ツアーという恥辱に満ちた団体ツアーを挙行しているから、あまり立派なことは言えないが、中国人の場合はマナーが悪すぎる。規制も含めて何とかしないと、まともな商売が成り立たなくなってしまう。

「永別了香港」という拙著の超長編小説は、香港と中国で、私が接した多くの香港人、広東人、中国人などと関わった30年以上前の私の体験に基づいた小説だ。中国人と言っても、香港政庁やトレーダーなどのインテリとのつきあいが多かった。
彼等は「儒教」のもつ、克己、敬愛、慎みなどはさらさら無い連中だった。ましてや、まともに教育を受けていない工場労働者などは、日本人が思う「儒教の国」などとはかけ離れていた。
最近になって中国共産党も儒教の復権を謀っているが、それは彼等のご都合主義に他ならない。そもそも、孔子の教えの本質は「仁」だが、その本質は中国人の9割以上には全く受け入れらていないのが中国の歴史である。  
中国にはこれまで日本の多くの中小企業が進出たが、中国人の「中華思想=覇権主義」と「拝金主義」「地縁・血縁」の本質を知らずして進出した企業は軒並み撤退したのは周知の事実である。当時いくら私が「甘いぞ」と云っても、「これからは中国だ」と聞く耳を持たなかった。
中国に工場進出した私の周囲の企業家達は皆討ち死にした。
私の「永別了香港」読んでいればよく判ったと思うのだが、誰も読んでいない……。
個人はともあれ、団体組織の中国人は、ごり押しして我を通す国民だ。決して甘く見てはいけない。自己中も甚だしい。
「永別了香港」を書くに当たって、天安門事件のことを正確に把握したいと思って、資料を集めたことがあった。
天安門事件の当時は、NHKはじめ日本のマスコミは、比較的リアルに事実を報道していた。ドキュメンタリーなども大分突っ込んで番組を作り放映していた。しかしそれから数年して、中国からの圧力と、日本政府の卑屈な遠慮と、NHKはじめとした民報テレビ局が報道ニュースの閲覧を自主的に規制した。中国に対する圧力に屈し報道の自由を放擲してしまった。中国にとっては、建国以来、最も触れられたくない、汚辱の事件だから、陰に陽に猛烈な圧力を掛けたのだ。
そのため小説の資料取材に大変難儀した事を覚えている。
中国を知るには「永別了香港」を読めば、彼等がどのような思考で行動しているか、楽しく理解することが出来ると自負している。
予算不足で、現在はペーパー媒体になっていないが、落ち着いたら、三分の二ぐらいに圧縮して、上梓したいと思っている。
何しろ私の長編小説3200枚、「永別了香港」は私の処女小説である。
但し、R18の部分もあって、高校生以下は刺激が強すぎるかもしれないが、それだけにとにかく面白いとPRしておこう。 平成27年5月29日(金)
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